4強入りし、メダルに王手をかけているサッカー男子日本のDF板倉滉(マンチェスター・シティー)が、準決勝スペイン戦を翌日に控えた2日、オンラインで取材対応した。

スペインとは大会直前の7月17日に強化試合で対戦。先制しつつも追いつかれる展開で1-1で引き分けた。

長くボールを保持される試合となったこともあり、今回も同様の展開が想定される。「勢いを持ってボール持てればいいが、我慢の展開は必ずくる。五輪前はそういう(保持される)時間が長かった。それを経験できているのはプラス」と、前向きに話した。

センターバック(CB)のDF冨安健洋(ボローニャ)が累積警告で出場停止となっており、板倉がCBでDF吉田主将とコンビを組む可能性も高い。1次リーグでも同様に、コンディション不良で欠場が続いた冨安の穴を見事に埋めるパフォーマンスを見せてきた。

A代表の主力である冨安が「もともとベンチにいていい選手ではない」と認める頼もしい存在は「金メダルを目指して、簡単な試合はないと初戦からずっと感じている。それを勝ちながら経験できているのは大きい。前のスペイン戦よりも自信もって戦える」と、力強く勝利を誓った。

【岡崎悠利】