東京オリンピック(五輪)サッカー男子日本で、ここまで全4試合に先発出場しているMF遠藤航(28=シュツットガルト)が2日、オンライン取材に応じた。

大一番となる3日の準決勝スペイン戦(埼玉)に向けて、「やるべきことはそんなに変わらないが、強い相手を超えられるかどうか、日本サッカーの歴史を見ても大事な一戦になると思う。責任やプレッシャーを出る選手が楽しめばいいし、(全力を)出すことで見ている方が感動を得られたり、結果を残すことで応援してよかったと思ってもらえる。結果にこだわって、最後まで走り切れれば」と話した。

スペインとは大会直前の7月17日に、強化試合で対戦している。強豪相手に1-1と引き分けたが、後半、選手交代などで修正をはかった相手に苦戦した試合だった。

その試合でも先発した遠藤は「(相手には)ボールを持ったら何かやってくる、前を向いたらいろんなことができる選手がそろっている。(守備で)1歩寄せることなどを意識したい。ビビって下がってスペースを与えると自由にやられてしまうので、人に(守備に)行くのはしっかりと意識しないといけない」と、前回の対戦で学んだ警戒ポイントを挙げた。【杉山理紗】