サッカー日本代表が、実に53年ぶりのメダルをかけ、スペインと準決勝で対戦。

決勝への切符をかけた一戦は、前後半90分を終えて0-0。延長戦に突入したが、延長後半10分、先制ゴールを奪われ、0-1と敗れた。

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◆日本のメキシコ戦 五輪本大会では2-1で競り勝った今大会の1次リーグ第2戦を含めて3度対戦し、2勝1敗と白星先行。68年メキシコ五輪の3位決定戦で初めて対戦し、FW釜本が前半20分に先制すると、同40分にも追加点を挙げて2-0で勝利。エースの活躍で日本は悲願の銅メダルを獲得した。12年ロンドン五輪準決勝ではウェンブリー競技場で対戦。前半12分にFW大津の得点で先制したが、その後3点を失い、1-3と逆転負けした。

◆68年メキシコ五輪の日本 長沼健監督が率いたチームは1次リーグ初戦のナイジェリア戦でFW釜本邦茂がハットトリックを達成。3-1と快勝し、勢いに乗った。3戦目のスペイン戦は0-0で引き分けたが、1次リーグ2位通過。準々決勝もフランスを3-1で下して4強入りした。だが、最終的に金メダルを獲得したハンガリーに準決勝で0-5と大敗し、3位決定戦へ。そこで開催国メキシコを2-0で下して銅メダルを獲得した。釜本が通算7点で得点王に輝いた。