サッカー男子で日本が、実に53年ぶりのメダルをかけ、3位決定戦でメキシコと対戦する。日本の五輪での最高成績は釜本邦茂らを擁した1968年のメキシコ五輪での銅メダル。W杯は16強。

今夜の一戦は、日本サッカー史に残る歴史的な大一番となる。

日本は過去メキシコと3度対戦し、2勝1敗と白星先行している。過去の対戦を振り返る。

◆メキシコ五輪準決勝(68年10月24日) FW釜本が前半20分に先制すると、同40分にも追加点。後半の立ち上がり、日本はPKを与えたが、GK横山が完璧にストップ。相手に傾きかけた流れを止めて2-0で勝利。日本は悲願の銅メダルを獲得した。

◆ロンドン五輪準決勝(2012年8月7日) ウェンブリーで対戦。前半12分にFW大津の得点で先制したが、その後、メキシコの猛攻にあう。同31分に追いつかれ1-1で前半終了。後半20分に勝ち越し点を許すと、終了間際にも得点を奪われた。1-3と逆転負けし、メダル獲得はならなかった。

◆東京五輪1次リーグ メキシコ戦(2021年7月25日) 開始6分、MF堂安の右クロスに走り込んだMF久保が先制。12分には堂安がPKを決めた。後半23分には、ロングボールに抜け出した堂安を倒した相手選手が退場。数的優位となったが追加点を奪えず、後半40分にはFKから失点した。終了間際にはGK谷のビッグセーブもあり、なんとか2-1で逃げ切った。