東京オリンピック(五輪)スポーツクライミング女子代表の野中生萌(24=XFLAG)が、初の大舞台に向けて好調を維持している。18日、盛岡市で行われたスピードジャパンオープン大会に参加。日本勢が苦手とする種目で、7秒88の日本記録を更新した。

初の7秒台をたたき出し「8秒台の壁を破れた。満点ではないけど高評価」。5月のワールドカップでは銅メダルを獲得し、日本勢初の表彰台に立った。五輪はボルダリング、リードを含めた3種複合で争い、スピードの順位が大きなカギとなる。24歳のプロクライマーは、金メダル獲得へ7秒中盤を目指し「3位以内に入る」目標を掲げた。