東京五輪で初採用されたスポーツクライミング男子複合予選が行われ、原田海(22=日新火災)が全体18位で決勝進出を逃した。

18年世界選手権を制した得意のボルダリングでも12位と不調に終わった。「悔しいよりも情けない。自分の体ではなく他人の体のような感覚だった。申し訳ない気持ちでいっぱい…」と涙した。左指を負傷し、調整もうまくいかない中で臨んだ。「結果的に準備不足だった。『この経験が良かった』と思えるように自信を取り戻したい」と唇をかんだ。