新競技のスポーツクライミング女子複合予選で、日本の野中生萌(24=XFLAG)、野口啓代(32=TEAM au)がそろって決勝進出を決めた。

野中は全体3位、野口は同4位。痛みをこらえて戦った野中と現役引退を表明している野口が、初代女王の座をかけて6日の決勝に臨む。

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全体4位で決勝に進んだ野口啓代(32=TEAM au)は、「まだまだ最高のパフォーマンスだったとは言えないので、あさって最高のパフォーマンスができるように、明日ゆっくりしたい」と話した。今大会限りでの現役引退を表明しており、6日の決勝は泣いても笑っても現役ラストとなる。

1種目のスピードは、公式自己ベストとなる8秒23で9位。2種目のボルダリングでは、第1、第3、第4課題を完登して3位に入った。3種目のリードは6位。「あまりいい登りができなくて残念」と話したが、余裕をもって決勝進出を決めている。