日本サーフィン連盟の酒井厚志理事長が31日、都内で行われた理事会後に取材に応じた。来年7月23日に開幕する東京オリンピック(五輪)新日程について「(新型コロナウイルスが)開幕までに終息しているのか不安だが、1年延びたことで若い選手にチャンスが巡ってくるかもしれない」と期待を語った。

東京五輪のサーフィン日本代表は内定が1人、条件付き内定が2人。内定選手は男子の五十嵐カノア。男子の村上舜と女子の松田詩野が条件付き内定となっていた。2人は東京五輪の予選を兼ねたエルサルバドルでのワールドゲームズ(WG)の成績に応じ、代表権が得られる。東京五輪延期後も選考内容が変わらなければ維持される。

国際サーフィン連盟は、新型コロナウイルスの影響でワールドゲームズの延期を発表。年内に開催するとし、その出場権を国内サーファーで争うジャパンオープンも延期になった。酒井理事長は「世界のサーフィンも中止とか、延期になっている。ワールドゲームズの開催日が決まり次第、ジャパンオープンもその1カ月前くらいに行いたい」と話した。