米国水泳連盟は20日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、米オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)に対し、東京五輪を1年延期を要望するように求める文書を、公式ウェブサイトに掲載した。

同連盟のヒンチー最高経営責任者(CEO)からUSOPCのハーシュランドCEOにあてた文書で「私たち世界レベルのスイマーはいつでも、どこでも、誰とでも、レースすることを望んでいます。しかし健康が危機的な状況であるこの夏に、前進することは答えではない」。その上でUSOPCに対して「2020年東京五輪の1年延期を働きかけるように、求める」としている。

これに対して、USOPCは、公式サイトに返答を掲載。「USOPCは、IOC(国際オリンピック委員会)IPC(国際パラリンピック委員会)とコミュニケーションをとっています。私たちは、あなたたちの懸念を明確に伝えます」として、米国水連の要望を報告することを示した。