来月、中国で開催する予定だった国際大会が延期となる方向であることが7日、分かった。国際卓球連盟(ITTF)が近日中に発表する。卓球日本代表にとっては東京五輪前、最後の国際大会だったが、ぶっつけ本番で五輪に臨むことになる。

今年から新設された「ワールド・テーブルテニス(WTT)」のチャンピオン大会を、中国で2大会開催する方向で調整していたが、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない状況から、開催を断念する。6月にハンガリーでも開催する情報もあったが関係者によると、その大会も開催は難しく、日本代表の五輪前の実戦調整は難しくなった。

男女6人の五輪日本代表は現在、ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で合宿中で30日まで行われる。ゴールデンウイークを挟み再度、合宿を組む予定で自国開催の五輪へ向け調整のピッチを上げる。実戦ができない分、代表選手同士で練習試合を行い、実戦感覚を上げていく。