張本智和(18=木下グループ)、水谷隼(32=木下グループ)、丹羽孝希(26=スヴェンソン)の3人が出場する世界ランキング3位の日本が、同23位のオーストラリアに3-0で勝ち、初戦を突破した。3日に行われる準々決勝に進出し、米国対スウェーデンの勝者と対決する。

第1試合のダブルスには、水谷と丹羽が出場。スムーズに交互に打てる右利きと左利きではなく、異例の左利き同士でペアを組んだ。第3ゲームは追い上げられたものの、1ゲームも落とさずストレート勝ち。「左・左」は弱点になる可能性もあったが、最高の武器となった。

第2試合のシングルスはエース張本が登場。相手にリードされる苦しい展開もあったが、最終的にはストレート勝ち。勝負どころで決めると、「チョレイ!」と声を上げる場面もあった。第3試合も水谷がストレートで勝って締めた。

水谷は「みんなストレート勝ちということで、非常にいい入りができた」と満足げな表情を見せた。異例の左利き同士のペアで勝利した丹羽は「練習はたくさん積んでいた。試合は1、2年ぶりくらいでしたが、すごくいいプレーができた」と手応えを口にした。

3日の準々決勝に向けて、張本は「もっとレベル上がるので、そこでも勝てるように頑張りたい」と気を引き締めた。水谷も「次は非常に厳しい戦いになる。一丸となって倒したい」と意気込んだ。

男子団体は16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)では銀メダルを獲得している。悲願の金メダルに向けて好発進となった。