世界69位の錦織圭(31=日清食品)が、五輪シングルス区切りの10勝目をあげた。同65位のギロン(米国)に7-6、3-6、6-1のフルセットで3回戦に進出だ。次戦では、同66位のイワシュカ(ベラルーシ)と対戦する。初対戦となる。

錦織は、少し緊張気味で硬かった。「復帰後、最高のレベルの試合だった」という1回戦と比較して、ミスも多く、なかなか突き放せない。しかし、それも「想定内だった。今日は勝てないと行けない試合。(硬くなるのを)構えてはいた」。心の準備ができていたからか、最後はフルセットで突き放した。

最初の08年北京五輪から4大会連続五輪出場で、10勝を積み上げた。今回は単複に出場。ともに勝ち上がっている。課題が体力と言われてきたが「ダブルスより、湿気が徐々にダメージになる。ただ、今のところは大丈夫です」。日本のスターは、まだまだ大丈夫だ。