東京オリンピック(五輪)の聖火リレーは14日、新型コロナウイルス感染拡大で公道の走行を中止した大阪府での2日目を迎え、引き続き万博記念公園(吹田市)内に設けられた代替コースで実施された。

中学時代に1964年東京五輪の聖火リレーに伴走者として出場した西村成生さん(71)は、再びリレーに参加。穏やかな日差しの下、右手に持ったトーチを高々と掲げながら、ゆったりとした走りでスタートランナーを務めた。次に聖火を引き継ぎ終えると、うれしそうにピースサインをした。

前回はランナーの後を走る地元の中学生代表として選ばれた。沿道を埋め尽くした観衆の盛り上がりは、高度経済成長まっただ中の活気あふれる町の姿と重なった。

30歳でトランポリンを始め、地元で主宰する教室で指導した教え子は3000人以上。再び聖火が来ると知り「もう一度活力を町に呼び込みたい」とランナーに手を挙げた。新型コロナの影響により泉佐野市でトーチを掲げることはかなわなかったが、直前まで開催に尽力した地元の人々の思いを胸に代替コースを走ると決めた。(共同)