バレーボール男子日本代表の中垣内祐一監督(52)が14日、リモート囲み取材に応じ、来夏に延期となった東京五輪に向け、若手の台頭を期待した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で合宿は4月6日に打ち切られたが、全員がPCR検査を受けるなどして6月20日に再開。エース石川祐希(ミラノ)らに加え、現役大学生3人を招集した。中垣内監督は「どんどん吸収して早く戦力になってほしい」と願っている。

招集された3人は、いずれもスパイカーで22歳の新井雄大(東海大)、19歳の大塚達宣(早大)、18歳の高橋藍(日体大)。合宿当初から石川の動きにくぎ付けで、中垣内監督は「石川を見るときの目が輝いている。神様のような存在なのかな」と笑った。1年延期となった東京五輪について「伸びしろが大きい若い選手が多いので、プラス面しかない」。来夏に向けてチーム力の底上げを図る。