国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪・パラリンピックに出場する選手団に米ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンを無償提供すると発表したことに関し、バレーボール男子日本代表候補選手たちも動向を注視している。
紅白試合後の会見で記者から問われ、男子日本代表のアウトサイドヒッター、柳田将洋(28=サントリー)は言葉を選びながら、日々動く状況への率直な思いを明かした。「僕らが知り得ている状況はニュースやネット。それが全て正しいのか確信が持てていない状況では答えづらい」とした上で、「これからオリンピックに向けていろいろな動きが出てくると思うので、精査して行動していきたい」と話した。
アウトサイドヒッター大塚達宣(20=早大3年)も柳田と同じ意見。新型コロナウイルスの影響で五輪開催について賛否が入り交じる状況を冷静に受け止めながら「自分たちアスリートはあると信じて、1日1日を大切にしながら準備していきたい」と語った。