来年22年にサッカーのワールドカップ(W杯)開催を控え、スポーツへの関心がより高まっているカタールに、オリンピック全競技を通じて初めての金メダルがもたらされた。

男子重量挙げ96キロ級のファレス・イブラヒム・エルバフ(23)がスナッチ177キロ、クリーン&ジャーク225キロのトータル402キロをマーク。2位に15キロの差をつけて圧勝した。

エルバフは「素晴らしい気分だし、信じられないよ」とよろこび、今後は世界記録も狙っていくと誓った。エルバフは「これが最後ではない。我々はもっと良い成績が出るように、最善を尽くすつもりだ」と、カタールの仲間たちのさらなるメダル獲得に期待した。

エルバフの父でコーチでもあるイブラヒム・ハソウナさんは重量挙げエジプト代表として84年ロサンゼルス、88年ソウル、92年バルセロナとオリンピック3大会連続出場を果たしている。