お金、肉体改造、遊びにコイバナまで…古きよき香り漂う清原和博&松坂大輔対談
松坂大輔&清原和博…20年前の豪華な取り合わせを、アーカイブ群から見つけました。昨年引退した「平成の怪物」の原風景は。(2002年1月1、3日掲載、所属、年齢などは当時)》
プロ野球
日本シリーズで真剣勝負だ。巨人清原和博内野手(34)と西武松坂大輔投手(21)の夢の対談が初めて実現した。松坂が日本シリーズでの対決を切望すれば、清原も最後の打者にはならないと宣言。球界を代表するスラッガーと剛腕が、02年の主役を誓い合った。1、3日と2回にわたりビッグ対談をお届けします。
――2人でこうして対談するのは初めてと聞きましたが
清原 意外となかった。食事をしたことはあったけど。なあ、松坂。だから今日は楽しみでした。高校の時から見てたけど、ごっついピッチャーやと思っていた。母校のPLが春夏負けてたからね。絶対勝ってほしかったんやけど。僕らのころから久しぶりに強いPLやったから。翌年、巨人―西武のオープン戦でやったけど全然打てなかった(笑い)。すぐプロで勝つと思ったよ。
――PL時代の桑田投手と比較して
清原 桑田もすごい投手やったけど、まだ当時は体が細かった。松坂の方が高校時代から体にパワーがあったからね。
――松坂のすごさとは
清原 余力があるというか…。思い切り投げてへんやろ。この3年で体も大きくなったし。これから少年たちは松坂を目標にやっていく。僕が見てても投げ方がカッコええし。将来は160キロ出して、ドンドンいってもらいたい。僕もさらにトレーニングして対決したいね。まあ、今の時点でメジャーに行っても通用するよ。今メジャーに行ってる投手とはほとんど対決してるけど、佐々木とか野茂とかとひけを取らない力を持ってる。そういう投手と対戦できることが楽しみ。スライダーは絶品やし、どの球種をとっても「これ大したことない」という球はない。
――松坂のドラフト直後、最初にプロ入りを勧めたのが清原だった
清原 あっそうなんですか。でも来て良かったと思うよ。
――松坂から見た印象は
松坂 僕はやっぱり小さいころから目標にしていたというかあこがれていた人ですね。西武入団の時、清原さんから3年もあれば1億超えると言われました。(清原の入団の勧めを)新聞で読んで、そんな人が自分に対して何か言ってくれるというのが、すごくうれしかった。
清原 指名したのも西武やったしな(笑い)。西武はええチームだと分かってたから。西武なら絶対行くべきと思ったから。で、今年で何年目? 3年やろ。いくら、もらってんの。
松坂 1億4000万円です。
清原 社会人行っとったら500万ぐらいやろ。全然違うで。3年で何勝したんや。
松坂 45勝です。
――清原を前にするとやっぱり緊張する
松坂 そうですね。
清原 実際ゆっくり会ったことないから。初めて会ったのは昨年の球宴があった長崎やったかな。あの時もあんまり話はできなかった。西武の連中からオレのことは聞いてるんちゃう。石井貴は弟分やからね。貴もいるしデニーも遠慮なく言うタイプやしな。松坂の立場やったら、まだ投手陣のパシリ(使いっ走り)やろ。
松坂 その通りです! (1軍の)投手陣の中では(年齢が)一番下ですから。貴さんとは仲がいいです。ご飯とか連れて行ってもらって、面倒見てもらってます。
――西武の合宿所は2人とも同じ部屋出身
清原 おれの後が松井稼頭央。で、松坂か。
松坂 清原さんのユニホームを(業者の)ミズノの人にもらいました。ビジター用を持ってます。飾ってたんで僕の部屋に来た人はみんな知ってます。
――プロ3年目はどんな時代だったか
清原 楽しくてしょうがなかったよ。野球もそうだし、私生活もね。門限? あった、あった。でも夜の10時からタクシー飛ばしてご飯食べたりしに行ってたよ。(当時の先輩たちも)僕のことを気を使ってくれたよね。そういう意味では松坂と同じような環境だった。
――清原は今季17年目。松坂は17年目にどんな選手でいたい
松坂 やっぱりベテランとは呼ばれたくないですね。そう言われないぐらいの力を持ち続けたい。
清原 そうは言っても何もかもが楽しい3年目ぐらいで先のことは考えへんよ。でも3年目に戻りたい、と聞かれればそれはあるな。今、振り返るとな。
