「発酵食品は2つ合わせたら最強」創価大田中正義の食事は超理想的/俺の食卓〈5〉

「俺の食卓」最終回は、ソフトバンク田中正義投手の創価大時代を紹介します。プロの管理栄養士をうならせた食生活は…6年前の初々しい表情とあわせてどうぞ。

(2016年2月20日掲載。所属、年齢などは当時)

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今秋ドラフトの超目玉は、プロ顔負けの食事管理を行っていた。創価大の最速156㌔右腕・田中正義投手(3年=創価)は、自身の体重(90キロ)から1日に必要なタンパク質、炭水化物の量を算出。満たすメニューを考えながら食事を取っている。現在の寮生活の中にも「正義流」の工夫があった。

2016年10月31日、創価大時代の田中正義

2016年10月31日、創価大時代の田中正義

田中は、食べ盛りの大学生とは思えない食生活を送っていた。「食事は栄養素だと思っている。まだ経験は浅いけど、栄養に関してはプロにも負けてないと思う」。仲間や友人と外食をしても、揚げ物には手をつけない。酒も飲まない。1月下旬のある日の昼食にも、意識の高さが表れた。

テーブルに並んだのは、ごはん1合、サバの照り焼き、キムチ納豆、目玉焼き、ブロッコリー。見るからに健康的だ。キムチ納豆に箸を伸ばす前に、メニューに入れた理由を明かした。「発酵食品は腸内環境を良くする役目がある。2つ合わせたら最強なんです」。

ブロッコリーには「ドレッシングの代わり」と、えごま油をかけた。えごまに多く含まれるαリノレン酸は体に不可欠な必須脂肪酸で、体内で固まらないため脂肪になりにくいといわれている。おかずや副菜に、体にプラスにするための工夫が詰まっていた。

2012年7月19日、力投する創価・田中

2012年7月19日、力投する創価・田中

始まりはケガだった。高1の秋から右肩痛に悩まされ、投げられなくなった。「何軒も病院に行って、いろんなことを言われて不安になった。自分の体を知りたくなって、少しずつ勉強した」。本などを読み、独学で栄養を考えた食事を始めた。体質は変わり、筋肉が付いてケガも減った。