遠い異国 漆黒の夜道 石井一久のカーステレオから「川の流れのように」…涙
就任2年目の楽天石井一久GM兼任監督。淡々、飄々、マイペースのオブラートで、本心を包むスタイルを貫いています。20年前のコラム…「この1曲」に、野球観の一端に触れるヒントがありました。(2002年4月7日掲載。年齢、所属などは当時)
MLB
イシイタイム
ドジャースに「イシイタイム」なる言葉が定着しようとしている。
練習でも移動でも集合時間の最後に現れるのが石井一久投手(28)だから。ヤクルト時代も、石井より遅い選手はいないから、姿を見せると「じゃあ、始めようか」となる。
ド軍でも全員着替え終わっても、まだシャワールームにいたりする。どこに行ってもマイペース。ド軍選手にヤクルトでも同僚だった深沢トレーナーが説明した。「ジス・イズ・イシイタイム」と。
石井が、美空ひばりさんの「川の流れのように」を愛聴していることを、キャンプ中に紙上で触れた。川の流れのように、自然の流れに逆らわず、信じた道を生きたいという同曲を彼のカーステレオで聴いた。
異国の暗い夜道だったせいもある。郷愁に誘われ、不覚にも写真部松本記者ともども涙ぐんだ。
