【忘れられない味〈1〉ドジャー・ドッグ】「マドン監督、日本が勝つには?」答えは…

記者には「忘れられない味」がある-。2年前に日刊スポーツ紙面で連載したシリーズのSeason2。取材先で、仕事の合間に、または仕事から離れた日常に出会う味は、原稿の絶妙な「調味料」になります。記者のサイドストーリーをご賞味ください!

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エンゼルスのジョー・マドン監督(68)から教えてもらったことがある。ドジャースの本拠地・ドジャースタジアムへ行ったら「まずドジャー・ドッグを食べること」。テレビなどで姿を見ると、世界一有名なホットドッグを思い出す。

★無謀なキャップ「試合はいい。世界一監督をつかまえて」

5年前の17年3月、米国で突撃取材した。当時、WBC取材班の一員として現地入り。侍ジャパンはドジャースタジアムで米国と準決勝を戦う前に、カブスと練習試合を行った。

その試合前、取材班の宮下キャップから「世界一奪還へのヒントを世界一の監督に聞いてみよう。試合の取材はいいから、マドン監督をつかまえて」と言われた。英語ができないのに、とんでもないムチャぶりだと思った。

メンバー表交換で言葉を交わすマドン監督(右)と日本代表小久保裕紀監督=2017年3月18日

メンバー表交換で言葉を交わすマドン監督(右)と日本代表小久保裕紀監督=2017年3月18日

現在はエ軍を率い、大谷の二刀流もマネジメントするマドン監督。当時はカ軍を指揮し、16年にはワールドシリーズを制覇していた。

何を教えてくれるのか。興味はあったが、英語でやりとりができるのか。大きな不安を抱えたまま、クラブハウスから出てきたマドン監督を見つけてしまった。

★奇跡 ムネリンが通訳

もう、行くしかない。マドン監督を取り囲む現地メディアの中に紛れ込んだ。質問事項は事前にスマホの翻訳アプリで英語に変換してメモ帳に書いていた。あとは読むだけだが、伝わるのか。

その前に、割って入って質問できるのか。不安だけが膨らむ中でマドン監督が、こちらを見た。何か言っている。なんとなく雰囲気で「質問はなんだ?」と言われた気がした。

意を決してメモを見ながら英語で「どうすれば、日本は勝てますか?」と聞いた。なんとか伝わったようで何か答えてくれている。