【忘れられない味〈3〉宮崎地鶏料理 山空】辿り着けるのか…不安を超えた先に桃源郷
記者には「忘れられない味」がある-。2年前に日刊スポーツ紙面で連載したシリーズのSeason2。取材先で、仕事の合間に、または仕事から離れた日常に出会う味は、原稿の絶妙な「調味料」になります。記者のサイドストーリーをご賞味ください!
その他野球
道なき道を進んでいく。宮崎・日南にある“秘境メシ”にありつくには、覚悟が必要なのだ。車を進めていくと、スマホの電波が3、2、1…圏外…。
慌ててバックで戻る。会社には「これからしばらく連絡がとれません」と一報。その日の原稿、写真はいつも以上にくまなくチェックし出稿した上で、翌日の予定も伝える。
よし、大丈夫。万全の態勢を整えて、再びハンドルを握る。
★ピーマンからしてうまい
目の前に頼れる明かりは、ない。車のライトだけを頼りに少しずつ突き進む。すると目の前に光る2つの点。凝視すると、タヌキだ。互いに目を合わせ、脇へ走り去る“住民”を見届ける。
こっちで本当に合っているのか…。何度来ても不安に思う。でもいつも決まって、そのタイミングで小さな看板が案内をしてくれる。
舗装された道路も、明かりも、電波もない。カーナビの表示も森のど真ん中。ようやく見えたお店が視野に入って、やっとひと安心できる。
