【あの日あの1面 2015年8月16日】高校通算111発…早実・清宮の甲子園1号

もう7年も前のことです。高校1年の清宮幸太郎。甲子園で、キッチリ結果を出しました。1軍の出場がなかった昨季を経て、プロ5年目の今季は、新庄監督の指導を受けながら徐々に頭角を現しています。ロマンしかなかったあのころを知っている野球好きは、首を長くして覚醒を待っています。(2015年8月16日掲載。所属、年齢などは当時)

高校野球

スーパー1年生は、やはり怪物だった。第97回全国高校野球選手権大会(甲子園)で、早実(西東京)の清宮幸太郎内野手(1年)が、待望の甲子園1号を放った。東海大甲府(山梨)との3回戦に「3番一塁」で先発し、3回の第2打席で右中間へ高校通算14本目となる勝ち越し2ラン。6回には2死満塁から走者一掃の適時二塁打、第5打席でも二塁打を放った。3安打5打点の大活躍で、日本ハム斎藤を擁して優勝した06年以来の8強入りに導いた。第12日(17日)の準々決勝では、今大会3本塁打の大砲・山本武白志(むさし)内野手(3年)擁する九州国際大付(福岡)と対戦する。

2015年8月16日の日刊スポーツ1面

2015年8月16日の日刊スポーツ1面

★地方大会ノーアーチ「取っておく」

甲子園の空に、清宮の打球が舞い上がった。3回無死一塁、甘く入ったチェンジアップをとらえた。

「狙っていたし、今までの傾向から絶対に来ると思った。(投手の)握りも見えた。打った瞬間に入ったと思いました」

4万5000人の大歓声を浴びながら、聖地のダイヤモンドを1周した。

「甲子園で打てたのがうれしい。今までのホームランとは全然違いますね。人生で類を見ないような、良いホームランでした」と満面の笑みを浮かべた。

甲子園1号となる2点本塁打を放つ=2015年8月15日

甲子園1号となる2点本塁打を放つ=2015年8月15日

夢をかなえた喜びをかみしめた。西東京大会では6試合ノーアーチ。

「甲子園に取っておきます」との宣言通り、聖地で夏1号を放った。

「やっと出たって感じです。今までは、自分がここでライトスタンドに打球を飛ばすイメージをしていた。これからの人生においても、かけがえのない特別なものになると思います。最高です」

野球の道を目指すきっかけとなった06年夏以来の8強に導いた一撃を、満足そうに振り返った。

★記念球は…練習ボール?

“清宮節”は止まらない。