「球界屈指のダイバー」大和の低空ダイビングキャッチ/プロの技〈2〉

「プロの技」第2弾は、DeNA大和内野手が阪神時代に明かしてくれた、ダイビングキャッチの極意です。内外野ポジション不問、ライバルたちをうならせる球際の強さにフォーカスします。(2015年2月21日掲載。所属、年齢などは当時)

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★阿部が村田が絶賛

キーワードは「低空飛行」と「バックハンド」だった。阪神大和外野手(27)の得意技・ダイビングキャッチが、今季も虎ファンを歓喜と熱狂に導くはずだ。内野手から外野手転向わずかにして、球界屈指の〝ダイバー〟に上り詰めた極意とは?

即答だった。昨年12月3日、東京都内で催された三井ゴールデングラブ賞授賞式。巨人阿部は球界の名手を問われると、真っ先に阪神中堅手の名を挙げた。「大和くんです。CSは彼で負けました」。巨人村田も悩んだ末、「大和」と口にした。「チャージも思い切りもいい。ポジショニングもいい。(シーズンから)何本も止められました」。

昨季幾度となくピンチを救ったダイビングキャッチは、他球団にとって極めて厄介だった。特徴は2つ。昨年10月30日の日本シリーズ第5戦がいい例だ。0―0の3回2死二、三塁、2番明石の先制打かと思われた前方ライナーにダイブ。打球に突進し、地面スレスレの「低空飛行」で「バックハンド」キャッチした。

大和僕のダイビングキャッチはジャンプではない。ヘッドスライディングするイメージ。ジャンプしようとすると、スライディングより早くダイブを始めないといけない。普通に足でとる方がより確実なんだから、飛ぶのは最終手段。我慢して限界まで粘って飛ぶから、低空飛行のスライディングキャッチになる。

特にライナー性の打球は、キャッチ寸前までフックやスライスする可能性があり、見切り発車するとダイブする方向と落下地点にズレが生じる可能性が高まる。

大和最後までどう変化するか分からないので。内野手の時は常にギリギリで、スライディング気味に飛んでいた。内野手時代の感覚が今も体に染みついているんです。ジャンプしたら、バタンと地面に胸を打つ着地になるけど、僕の場合はスライディングだから着地後もザーッと滑るんです。