「こういう経験をしてる方が、社会を生き抜く力は強い気も」…元球児の赤裸々・第2弾

徹底的に「サイン盗み」を議論する元高校球児の座談会。第2回は、彼らがいかに緻密に野球を練り上げ、対策を立てていたかを掘り下げます。その上で…野球人として根底に流れている考えを打ち明けました。(2019年5月9日掲載)

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★繰り返された「ルールがあれば…」

──試合前の対策はどうしていたか

【D】地方予選で次の対戦相手が決まったら、ベンチ裏、一塁側、三塁側に分かれて試合観戦。それぞれに分析をして対策しました。

【B】わざと離れて座って、相手チームのサインを見るんだよね。

【C】帰ってみんなで答え合わせ。

【ロ】パズルを解くみたいなんだね。

──試合中、途中でサインを変えられることもある

【C】いったん、ゼロに戻して。また次のサインを解読します。

【B】試合中なら、それはベンチの仕事ですね。

【A】見抜いた方がスゴイ。だから、こっちも見抜かれることを踏まえて対策をしないといけない。

【C】駆け引きですよね。バレたらバレたで違うことをやればいいだけのこと。

【A】クセが分かって、サインを出しても打てない好投手もいます。いっても高校生ですから。

【C】中にはサインは必要ないという人もいます。

【A】分かっていたら、力むから打てないって。

【イ】打席に入って、打つ確率を知った方が打てるのか。知らない方が打てるのか。パーセントの話なんやな。サインを見たから汚い、クリーンにやりたいから見ない…っていう話じゃないかもしれないですね。

【A】でも、バレる前提で対策は練りますよね。

【イ】1がバレたから2、次は3でいこうって?

【A】バッテリー間でサインを増やすとか。出し方を変えるとか。3イニングごとに変えたり。

【イ】その時間あったら練習しろや(笑い)。

【C】あえてサイン盗みをしようというわけじゃなくて、プラスアルファですよ。

【ロ】話を聞いていると、何が健全か分からなくなります。教育っていう意味では、こういう経験をしている方が、社会の荒波を生き抜く力は強い気もします。

【A】免疫力はあるよね。

【イ】でも、尊敬はできないな。