ボンズ、アーロン、ルース…プホルス。「700」突入の伝説に感動する二刀流の伝説
史上4人目の通算700本塁打! をクリアしたアルバート・プホルス。大谷翔平のエンゼルス移籍に間違いなく一役買った元同僚です。今季限りでの引退を表明した42歳は、ラストシーズンを古巣のカージナルスで過ごすことに。キャリアはエンゼルスとほぼ半々ですが、打って打って打ちまくったカ軍の印象が強い方も多いはず。フリークの声援に支えられてよみがえり、見事に超のつく大台にたどり着いたのです。セントルイスの息遣いが伝わるコラムを送ります。(2019年6月25日掲載。所属、年齢などは当時)
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◆アルバート・プホルス1980年1月16日、ドミニカ共和国生まれ。16歳で米国に移住し、高校と短大は米国。99年ドラフト13巡目でカージナルス入団。12年エンゼルス、21年途中にドジャース移籍。今季からカ軍に復帰し、9月23日ドジャース戦で通算700本塁打を達成した。05、08、09年MVP。03年首位打者。09、10年本塁打王。10年打点王。球宴選出11回。190センチ、106キロ。右投げ右打ち。
★ブッシュ・スタジアムの空気
セントルイスの野球ファンは「すごかった」。球場の雰囲気を表現するなら、エンゼルス大谷のこの言葉に尽きると思う。
11年までカージナルスに所属していたアルバート・プホルス内野手(39)の凱旋(がいせん)シリーズとなった3連戦。ミズーリ州セントルイスのブッシュ・スタジアムは、熱狂と感動に包まれた。
「アルバート、お帰り」。初戦の試合前、敵地の電光掲示板にこうメッセージがつづられた。球場内には今も、カ軍で活躍していた頃の写真や記事が飾られている。
約7年半、ファンはずっとプホルスを待っていた。3試合で合計12打席、必ず打席前にスタンディングオベーションが起こった。
そのまま立ち上がって、プホルスの打席を見守る。カ軍時代にMVP3度、本塁打王2度、数々の功績を残した大打者へ対する最大限のリスペクトだった。
チームメートとして、ベンチからその光景を目に焼き付けた大谷にも感じるものがあった。
