【深夜の会見】侍ヌートバー&牧が活躍を傍らに語る センターラインから仰ぎ見た絶景

侍ジャパンがWBC初戦の中国戦に勝利した直後、深夜の公式会見にはラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)が、牧秀悟内野手(24=DeNA)とともに出席しました。「1番中堅」で先発し、1回にチーム初安打を放つなど4打数2安打2四球と活躍。3回の守備ではスライディングキャッチでの好捕も見せました。牧は7回にチーム1号となるソロを放ち、勝利に貢献。ゲームの余熱を感じる2人の言葉を、ノーカットでお届けします。

プロ野球

◆ラーズ・ヌートバー1997年9月8日、米カリフォルニア州生まれ。米国人の父と日本人の母を持つ。高校時代は野球とアメフトをプレー。18年ドラフト8巡目(全体243位)でカージナルス入り。21年6月に初昇格し、メジャー通算は166試合で打率2割3分1厘、19本塁打、55打点。190センチ、95キロ。右投げ左打ち。


◆牧秀悟(まき・しゅうご)1998年(平10)4月21日、長野県中野市生まれ。松本第一では甲子園出場なし。中大では3年春に首位打者、同秋にMVP。ベストナイン4度。20年ドラフト2位でDeNA入団。21年は8月25日阪神戦で新人史上初のサイクル安打。シーズンでは新人史上4人目の「打率3割、20本塁打」をクリア。2年目の昨季は4番に定着し、2割9分1厘、24本塁打、87打点の成績を残した。今季推定年俸1億2000万円。178センチ、93キロ。右投げ右打ち。

<WBC:日本8-1中国>◇1次ラウンドB組◇9日◇東京ドーム

3大会ぶりWBC優勝を目指す侍ジャパンは、初戦の中国戦に苦しみながらも勝利した。初陣を任された先発大谷翔平投手(28=エンゼルス)は、4回1安打無失点の投球で流れを引き寄せ、1点リードの4回にはバットで2点二塁打を放ってリードを広げた。 2番手戸郷翔征投手(22=巨人)が6回、梁培にソロを浴びて2点差となるも、7回に牧秀悟内野手(24=DeNA)の右翼席へ今大会チーム1号となるソロで、再び点差を広げた。 苦しんだ打線は8回に爆発した。相手投手の制球難に乗じて四球を選びながら、途中出場の山田哲人内野手(30=ヤクルト)の適時打や甲斐拓也捕手(30=ソフトバンク)の2点二塁打などで大量得点を奪い、一気に突き放した。

「初球のヒット、待ち望んでいた」

――WBC初戦の勝利おめでとうございます。この試合は2人にとってどのようなゲームだったでしょうか

ヌートバー非常に素晴らしいゲームだった。結果的に勝ったことは輪をかけて喜びが大きくなったが、試合前セレモニー、環境、大観衆に囲まれてプレーすること。素晴らしい経験になった。

多くのファンの皆さんに囲まれ試合ができてうれしかった。序盤は劣勢でなかなか打てませんでしたけど、最後打線がつながって初戦を取れたのは大きなことだと思う。

――1回に先頭打者として初球を打った

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