【貴重】東海大菅生―WBC中国代表 戸郷から本塁打の男が明かした中国野球のリアル

WBCの1次ラウンドで侍ジャパンの戸郷翔征投手(巨人)から本塁打を打った中国・梁培外野手(24)が、インタビューに応じました。日本で生まれ育ち、調布シニアから東海大菅生(東京)と、野球の名門コースを歩んできました。高校時代はベンチ外という悔しさを晴らすべく、卒業後に中国プロ野球に挑戦。北京タイガースの選手として、奮闘してます。本塁打の感想や中国プロ野球の実情について聞きました。

プロ野球

◆梁培(リャン・ペイ)1998年4月14日、東京生まれ。調布シニア―東海大菅生―北京タイガース。WBCでは全4試合に出場し、16打数3安打2打点、打率1割8分8厘だった。日本戦では戸郷から本塁打を放った。1次ラウンド4試合を通じ、チームで唯一の本塁打だった。180センチ、77キロ。

「グラウンドが静まっていて」

――日本戦を振り返って。

梁培初戦ですし、僕も日本で生まれ育ったので、気持ち的にやってやろうというのがあった。その中で1本出たので良かったというのと、もっといい試合ができたのではという悔しさもあります。

――戸郷投手からの本塁打は狙っていた

梁培自分自身は本塁打を狙うタイプではないので。本当にできるだけ塁に出ようと、ヒット1本打てたらな、という感覚だった。二塁回る前ぐらいまで入ったと知らなくて、グラウンドが静まっていて、ベンチ見たらみんなが喜んでいたので、その時に「あ、入ったんだな」と確信した。

―――高校通算本塁打は

梁培高校(東海大菅生)は僕はベンチ外だったので。公式戦は出ていないですし。ゼロです。

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