「JFKはおらんけど…」虎のMVPは持ち場不問の救援陣 「アレ」導いた4つのワケ
阪神を18年ぶりの「アレ」に導いたブルペン陣の強さの秘訣(ひけつ)に焦点を当てました。今季はリリーフ陣で貯金は8つ。昨年比で「プラス18」と大躍進を遂げました。胴上げ投手となった守護神の岩崎優投手(32)を中心に一致団結。岡田監督による05年の「JFK」とは違い、勝利の方程式を「固定しない」起用法などが功を奏しました。(数字はすべて優勝決定の9月14日時点)
プロ野球
「ブルペンで勝つ」。この合言葉が言霊となった。岡田監督はシーズン前から「中継ぎ陣の勝ち星が一番大きいんやで」と豪語。逆転勝ち数が4年ぶりに30を超えたのも、救援陣の奮闘があってこそだ。今季の中継ぎ陣の貯金は7。昨季は救援防御率2・39ながら借金10で、「+17」と大幅増に成功した要因に迫った。
①固定しない方程式
7、8回は固定せず、岩貞、加治屋、石井、島本、桐敷、ケラー、ブルワーらを相手によって使い分けた。
指揮官は「今のチームに『JFK』はおらんけど、桟原江草、渡辺、橋本よりはええよな。その間が多いわ。だからいろんな場面で使える」と戦力の充実に手応えを示す。それぞれが役割を理解し、着実に仕事を全うした。
「JFK」の1人だった久保田投手コーチは「昔は固定、今は固定じゃない」と05年との違いを説明。「一番後ろのザキ(岩崎)だけで固定して、(状態の)いいもの順じゃないけど勝ちパターンでいけるピッチャーが多い」とうなずく。
当時は少なかったワンポイント起用の機会も増えた。指揮官による変幻自在の継投策に同コーチは「誰を使おうとしているのか分からない。相手も想像できないでしょうね」と分析した。
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