【U18】優勝の余韻に浸りながら…東西アマキャップが2024メンバー予想/〈6〉
台湾で行われた野球のU18W杯で、高校ジャパンが初の世界一に輝きました。現地で取材した日刊スポーツ新聞社の東西アマチュア野球キャップ、柏原誠記者と保坂恭子記者が、さまざまな角度からリポートする連載「台湾的世界棒球見聞録」を全8回でお届けします。第6回は「深夜3時の座談会。蝦仁シューマイと次のU18代表」。
高校野球
決勝の日、原稿を出し終えて天母野球場を出たのは深夜1時だった。台北最後の夜。さすがにこの時間から食事を楽しむのは無理か…と思っていたら、同僚が「食事の妥協はしない約束でしょうが!」と食いかかってきた。
翌朝、チームの帰国便見送りで7時に台北・松山空港に行かねばならない。現実はひとまず忘れて、Uberタクシーで深夜営業の飲茶(ヤムチャ)店に向かった。
個人的に、台湾でやっておきたいことがあった。
4年前の19年、韓国で行われたU18W杯。日本の敗退後、完全な思いつきで、次のU18日本代表の「勝手に選考会」を現西武担当のK記者と実施。楽しかった記憶があり、同僚に今回もぜひと持ちかけた。
「まあ、いいですけど」と飲茶のメニューを見ながら素っ気なく返された。興味がなさそうだったのは、眠気のせいだと信じたい。
最初に運ばれてきた大根餅と野菜の炒めものをほおばり、テンションが回復したところで、来年のU18日本代表「勝手に選考会」が始まった。
ルールは1つ。ネット検索はしないこと。ただし名前や事実関係の確認はOK。手元に1冊あった雑誌だけは見てもよし。
ぼろきれのように疲れ切った深夜1時40分。こんな状態でも思い浮かぶ選手を最優先した。帰国後に何か思い出しても変更はしないとも決めた。
まず投手。西日本担当の私は、広陵(広島)の高尾響を挙げた。
センバツ4強、夏も慶応とタイブレークの熱戦。低めが伸びる直球、スライダーの精度、投球術、メンタルの強さは突出している。
東日本担当は、高尾の実力を認めつつ「私は前橋商の清水大暉!」と息まいた。
本文残り76% (2283文字/2992文字)
