【契約更改2023全文・楽天津留崎大成】「一番、手応えがあった」/860万円

契約更改。プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と交渉し、年俸を決め、サインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第6回は楽天津留崎大成投手(26)です。

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「契約更改2023」一覧

◆津留崎大成(つるさき・たいせい)1997年(平9)10月10日、千葉県生まれ。中学時代は佐倉リトルシニア所属。慶応高では2年秋からエース。3年秋にトミー・ジョン手術を受けた。慶大では1年間のリハビリを経て、2年春からリーグ戦出場。19年ドラフト3位で楽天入団。20年8月4日ソフトバンク戦でプロ初勝利。今季は7試合に登板し、0勝0敗、防御率1・86。通算62試合登板。177センチ。86キロ。右投げ右打ち。推定年俸950万円→860万円。

「けがをしっかり治して」

――球団から交渉の席でどういう話があったか

「けがをしっかり治して、来年1年間、戦力となってもらえるように頑張ってほしい」というふうに言われました。

――けがの影響とかあったと思うが、今季はどんなシーズンだったか

4年目のシーズンが終わったんですけど、一番、手応えがあったというか、今まで1軍で活躍してるイメージって全然できてなかったんですけど、そういうところが少しだけ見えてきたのかなっていうのはありますので、手応えがあったシーズンでした。

――投げたボールも昨季から手応えあったか

球種もそうですし、左バッターにずっと苦労してたんですけど、そういったとこの反応も、ちょっとずつ良くなってきたんじゃないかなっていうふうに思います。

――手術した右肘の経過は

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