
【契約更改2023全文・オリ杉沢龍】「昔は近藤健介さんだったけど」/900万円
プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と交渉し、来季の年俸にサインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第9回はオリックスのルーキー杉沢龍外野手(23)。
プロ野球
◆杉沢龍(すぎさわ・りゅう)2000年(平12)6月2日生まれ、秋田県小坂町出身。小4から野球を始め、小坂町中時代は大館シニアでプレー。東北(宮城)では1年春からベンチ入り。同年夏の甲子園に出場。東北福祉大では2年秋からベンチ入り。4年春に打撃3冠を受賞。22年ドラフト4位でオリックスに入団。今季は9月13日の日本ハム戦でプロ初出場。翌14日の楽天戦でプロ初先発し、プロ初安打を記録した。目標はトリプルスリー。175センチ、80キロ。右投げ左打ち。推定年俸900万円→900万円。
――金額の増減は
現状維持です。
――1年目で2試合出場。振り返って
うまくいかないことも多かった。そこで見えた課題もあったし、自分のここは通用すると思ったところもあったので。そこは来年につなげていきたい。
――どこが通用
守備面はやっていけるなと思いました。課題は打撃ですね。対応できていなかった。
――1軍で感じた
そうですね。
――どういうところで
速い球に対してアジャストができなかった。ボールの下をずっとバットが通っていた。修正できるようにしないといけない。
――球団からは期待を感じたか。ウインターリーグに参加する
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