【速報トライアウト一問一答/元西武・多和田真三郎】「NPBに戻るために受けてる」
西武を戦力外となり、今季は北海道の社会人軟式野球「六花亭」でプレーした多和田真三郎投手(30)が2年ぶりにトライアウトに臨んだ。シート打撃では打者3人と対戦。西武時代と変わらず投球時に深く沈み込むフォームを披露した。先頭を143キロ直球で中飛、元ソフトバンク居谷匠真捕手(20)を141キロ外角直球で見逃し三振。元ロッテ福田秀平外野手(34)にはフルカウントから外角スライダーがわずかに外れ四球。マウンドを降りる際にはスタンドに3度頭を下げ、ファンからは大きな拍手が送られた。登板後のインタビューをノーカット版でお届けします。
プロ野球
◆多和田真三郎(たわた・しんさぶろう)1993年(平5)4月13日、沖縄県中城村生まれ。中部商(沖縄)では1年秋からベンチ入りし、3年夏の沖縄大会準優勝。富士大では1年春からリーグ戦に登板し、通算32勝8敗、防御率1・08。1年秋の神宮大会・国際武道大戦でノーヒットノーランを達成。15年ドラフト1位で西武入団。18年に16勝5敗で最多勝を獲得。プロ通算72試合に登板し、29勝21敗、防御率4・17。21年に戦力外通告を受けた。182センチ、82キロ。右投げ右打ち。
「この舞台に立てて、元気な姿を見せれた」
――率直な気持ち
2年前とは違って、自分の元気な姿を見せれたなと思います。
――久々の硬式ボール、練習は
今、六花亭っていう会社で働かせていただいてもらってるんですけども、そこでしっかり7時間、8時間仕事して、そっからの練習なので、硬式はあんまり練習する時間はなかったですけど、4回目、5回目って感じですね。
――マックス143、三振も奪った
まだ100%まで行ってないですけど。それよりもまず元気な姿を見せれたことが1番良かったと思います。
――ファンの前で元気な姿見せられた
それは本当にとても良かったと思います。
――(テレビ解説の元ヤクルト館山から)いいボールだった。体としては
体の方はまだ仕上がってはないですけど。ほんと久しぶりに投げて楽しかったなっていうのが1番になります。
――軟式投げながら硬式は難しい
正直難しいですね。
――まだまだ練習すれば上がっていく
もちろん上がっていきますね。
――今日1番のアピールポイントは
真っすぐは良かったですけど。球がどうこうっていうよりは、やっぱり元気な姿を見せたいっていうのが1番にあったので。そこがなんとかできたかなって思います。
――(テレビ解説の元ヤクルト坂口から)また元気に野球を頑張ってください
ありがとうございます。
【以下、ペン取材】
――自身の投球振り返って
先ほども言いましたけど、100%ではない、納得はしてないですし、まあけどやっぱり本当、さっきも言ったんですけど、この舞台に立てて、元気な姿を見せれたっていうのはね、1番よかったかなって思います。
――トライアウト受けようと思ったのはいつ
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