【トライアウト一問一答・前DeNA田中健二朗】「NPB1本、目指してやってきた」

DeNAから戦力外通告を受けた田中健二朗投手(34)が12球団合同トライアウトに参加した。元オリックス園部、元ロッテ西川僚、元ソフトバンク早と対戦。園部を右飛に打ち取るも、西川僚に真ん中に入った直球を左翼席に運ばれた。早を遊ゴロに打ち取って登板を終えた。代名詞の縦に大きく変化するカーブも見せた。登板後のインタビューをノーカット版でお届けします。

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「トライアウト2023」一覧

◆田中健二朗(たなか・けんじろう)1989年(平元)9月18日、愛知県生まれ。常葉学園菊川2年からエースとなり、07年センバツで優勝、夏は準決勝で敗れたが甲子園通算6勝を挙げた。07年高校生ドラフト1巡目で横浜(現DeNA)に入団。16年から2年連続で60試合以上に登板。19年8月にトミー・ジョン手術を受けて育成契約になったが、21年に支配下登録され、22年は47試合に登板。今季は11試合の登板で防御率4・09。プロ通算274試合で14勝13敗、防御率3・64。179センチ、80キロ、左投げ左打ち。今季推定年俸3500万円。

「背中を押してもらいました」

――今日のご自身のピッチングは

結果よりもその道中ですよね。なかなか変化球でストライクが取れなくて、真っすぐに絞られてっていうところで、うまく持ち味は出せなかったなっていう感じですかね。

――マウンドでは時にいろいろな声とか聞こえた

声までは聞こえなかったですけど、温かい拍手で、迎えていただいて、背中を押してもらいました。

――戦力外通告受けてからここまではどんな調整を

いやもう、本当にシーズン中と変わりなく。しっかり投げて、しっかり走って、トレーニングしてっていう。

――調子自体はシーズン中の調子を保てた

どうなんですかね…シーズン中よりかやっぱり落ちるのかなと思いますけど、それはね、言い訳にならないですし、打者3人っていうところで、しっかり自分のパフォーマンスをしなきゃいけなかったので、ちょっと悔しいですね。

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