【契約更改2023全文・ソフトバンク大野稼頭央】「先発で勝負したい」/500万円
契約更改。プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と交渉し、来季の年俸にサインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第14回はソフトバンク大野稼頭央投手(19)。
プロ野球
◆大野稼頭央(おおの・かずお)2004年(平16)8月6日生まれ、鹿児島・奄美大島の龍郷町出身。大島では1年秋からエースとして活躍し、2年春にはセンバツ出場を果たした。3年夏は鹿児島大会準優勝。計6試合で49イニングを投げ「離島の鉄腕」の異名を持った。22年ドラフト4位でソフトバンクに入団。175センチ、66キロ。左投げ左打ち。
――契約更改を終え、サインはしたか
現状維持でサインをさせていただきました。
――22年ドラフト4位で入団。今季はファームの非公式戦で45試合に登板し、1勝0敗、1セーブ、防御率1・38の好成績だった
今年は3、4軍で1年間を通して中継ぎで投げてきました。シーズンを通して投げ切れたことは経験値としてすごく良かったかなと思っています。反対に投げることに集中しすぎて体作りに集中できなかった。もっとトレーニングに特化できなかったのが今シーズンの課題でした。このオフから来年に向けて体作りを中心にやっていきたい。
――オフの自主トレの予定は
和田さんにお願いして、行くことになりました。
――和田毅は同じ左腕で入団時から憧れだった。直訴しようと思ったのはいつ
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