【契約更改2023全文・中日砂田毅樹】「サイドスローに挑戦する」/3,800万円

プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と交渉し、来季の年俸にサインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第17回は中日砂田毅樹投手(28)。

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「契約更改2023」一覧

◆砂田毅樹(すなだ・よしき)1995年(平7)7月20日生まれ、札幌市出身。小学時代は日本ハムジュニアでプレー。札幌南シニア―秋田・明桜高を経て、13年育成ドラフト1位でDeNA入団。15年6月に支配下登録。17年日本シリーズ(対ソフトバンク)では5試合に投げ1勝1ホールド。18年はチームトップの70試合に登板した。22年オフに京田との交換トレードで中日に移籍。今季は18試合に登板し、0勝1敗1ホールド、防御率4・61。180センチ、80キロ。左投げ左打ち。

「ほぼMAX下げた感じ」

――サインは

しました。

――増減は

ほぼMAX下げた感じです。

――球団からは

納得できる成績じゃなかったと思うけど、移籍1年目で環境の違いもあるだろうと。しっかり来年がんばってくれと。

僕自身も全くてきでいないので、来年から新たな挑戦として、サイドスローにチャレンジすると。来年はそれに向けて準備してがんばりたいと伝えた。

――移籍初年度の今季は

自分の中で新たな地で、難しいというか、同じセ・リーグで変わりはないが、うまく回らないな、という思いがずっと続いていたのが正直なところ。

チームがAクラス、Bクラスにどうなるかというところまでは、必死でもがいた。全くチームに貢献できなかった。悔しいというか申し訳ない気持ちでいっぱい。

――不本意なのは

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