【かわいい】退寮ハム野村佑希のシェフ願望…揚げ出し豆腐にナス天ぷら/連載〈43〉

日本ハム野村佑希内野手(23)は今季キャリアハイの125試合に出場し、13本塁打を放ちました。11月19日まで行われたプロ野球アジアチャンピオンシップでは大会連覇を達成。侍ジャパンに追加招集されて初めて日の丸を背負った思いから、100安打、規定打席に到達したことでの来季目標、今オフから始まる1人暮らしの準備まで、幅広く頭を巡らせてもらいました。

プロ野球

◆野村佑希(のむら・ゆうき)2000年(平12)6月26日、米ミシガン州生まれ。父の仕事の都合で3歳まで米国で暮らし「ジェームス」というミドルネームを持つ。帰国後は群馬・伊勢崎市で育つ。花咲徳栄では高校通算58本塁打を放ち、17年に2年生4番として夏の甲子園優勝。18年ドラフト2位で日本ハムに入団し、20年6月19日西武戦で1軍デビュー。同年7月2日ソフトバンク戦で初本塁打。今季背番号を24から5に変更。今季は125試合に出場し、打率2割3分6厘、13本塁打、43打点。プロ通算338試合で29本塁打、134打点。187センチ、93キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸3300万円。

「みんなに聞きましたよ」

――侍ジャパンに追加招集され、日本中から応援される中、3試合に出場した

楽しかったですよ。ああいうひりついた中で試合ができて。欲を言えば、もっと試合に出たかったですね。ただ、出たいなというのはありましたけど、分かっていることでしたし。

試合中は応援と準備もしましたし、そういうところに全力で臨みました。本当に負けられないという試合というのをベンチにいても感じましたし、違うプレッシャーっていうのも、ありましたね。

――来年11月にはフル代表でのプレミア12がある

ポジション的にも厳しいと思うんですけど、シーズン中にしっかり結果を残して、選ばれても選ばれなくても、悔いのないように、しっかりやりたいですね。

――代表では他チームの選手と情報交換も

みんなに聞きましたよ。バッティングの話とか。(阪神)森下とか(広島)小園も一緒にバッティングしましたし。

小園には感覚の話ですね。やるやらないは別として知識、興味として、いろんな話を聞いたという感じですね。森下も一緒ですね。

――他チームの選手と話をするのは新鮮

新鮮ですし、見ていて気になっていた部分とかもいろいろあったので。本人から聞けてよかったかなと。バッティングの動きだったりとか、待ち方であったりとかを聞いて、という感じですね。

「悔しさとかはないですね」

――10月はフェニックスリーグにも参戦。効果は

割と状態よくジャパンに入れましたね。(侍ジャパンは)公式戦なので待ち方とかは変わってきます。初めてのピッチャーが相手なので、分からない部分が多い。フェニックスから継続して、というのは難しかったですけど。

――初めてのピッチャーを相手に気をつけたことは

見すぎないように。すぐ追い込まれちゃうので。振りながらタイミングを合わせていけるように。

――18日のオーストラリア戦では6回の左翼守備から出場し、その後打席でも2安打。8回2死一、二塁の場面では2点適時三塁打も放った。手応えは

何か力になったかといったら、今のところ…というのは感じてますし。周りがすごかった大会だったなと思いますね。

――チームメートの万波、根本も結果を出し、悔しさは

やっているところは応援。100%応援はしていました。2人に対して悔しさとかはないですね。

――代表の合宿などから勉強になったことは

バッティングをいろいろ見られたり聞けたりしたのは、大きかったと思いますね。

――今季を振り返って。規定打席、100安打にも初めて到達。感じたことや、今後に向けて足りないと感じることは

何かをやり続けることがシーズン中は必要だなと。

――一番、続けたことは

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