【契約更改2023全文・中日藤嶋健人】「一括でドーンと買いたい」/7,000万円
プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と交渉し、来季の年俸にサインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第27回は中日藤嶋健人投手(25)。
プロ野球
◆藤嶋健人(ふじしま・けんと)1998年(平10)5月8日、愛知県豊橋市生まれ。小2から野球を始める。東邦1年夏に主戦格として甲子園出場、初戦の日南学園(宮崎)に勝利。「バンビの再来」と騒がれた。16年ドラフト5位で中日に入団。2年目の18年4月28日DeNA戦でプロ初登板。今季は自己最多の56試合に登板し、1勝1敗4セーブ、14ホールド、防御率1・07。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。
――サインは
はい、しました。
――増減は
7000万円で契約していただきました。
――球団からは
キャリアハイの成績を収めてくれたし、ここ2、3年継続して結果を出してくれていると評価していただいた。
――球団には何か伝えたか
特にないですが、1年間の感謝と来年、頑張りますと話した。
――どんな話が多かったか
僕より若い投手が出てきている。そういう子たちを引っ張って欲しいと。リーダーじゃないが、若手を引っ張るような姿勢を見せて欲しいと球団代表からしてもらった。
――大幅アップで自分への褒美は
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