【契約更改2023全文・オリックス宮城大弥】「耐えきれない」/1億6,000万円
プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と交渉し、来季の年俸にサインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第34回はオリックス宮城大弥投手(22)。
プロ野球
◆宮城大弥(みやぎ・ひろや)2001年(平13)8月25日生まれ、沖縄県出身。興南から19年ドラフト1位でオリックス入団。1年目の20年11月6日の日本ハム戦でプロ初白星。2年目には13勝4敗、防御率2・51で新人王を獲得。今年はWBC日本代表に選出され、世界一を経験。3年連続2桁勝利となる10勝4敗、防御率2・27の成績を残した。171センチ、78キロ。左投げ左打ち。
【テレビ局による会見】
――サインは
はい。
――金額は
まあ、頑張りました。
――山本投手が高卒5年目で1億5000万円だった
まあ、ちょっと上ぐらいです。
――倍増ぐらいか
大丈夫です。
――球団からは
WBCから1年間本当にありがとうという言葉をいただいて、こちらもありがとうございましたと伝えました。
――要望、伝えた話は
ないですね。大丈夫です。
――今季を振り返って
すごく濃い1年でしたが、最後に悔しい思いをしたので、来年はいい経験をした分、生かしながら、最後に勝ちたいなと思います。
――印象に残っている試合は
(日本シリーズ)最後の第7戦です。
――山本らからは
あんま、聞いてないです。
――山本がメジャーに挑戦する。さみしさは
さみしい部分もありますけど、電話が来た時に言っていいかちょっとわかんないですけど、「残留する」と言うてたんで、残ると信じています。一番最初に聞いたんで、待っています。
――エースの自覚は
まだまだエースと呼ばれるような実力も存在感もない。もっともっといい投手になれるように切磋琢磨(せっさたくま)したと思います。
――タイトルは
防御率を取りたいです。
――目標の数字は
今の数字よりもっと低くしたいなと思います。
――何かご褒美は
ぼちぼちぐらいです。
――番高価な買い物は
高価というか、去年ですけど、ペットを飼い始めたので、一番の癒やしです。
――オフは
まずは第一優先で野球に取り組んでいますし、オフはオフでいろんなことに取り組んでみたいなと思います。
――取り組みとは
前回は釣りに行って、おもしろかったんで、また誘われたら行きたいです。
――野球に関しては
完全にこれというのはないですが、毎年毎年、1年戦える体作りをやっていきたいなと思います。
――悲しい報道があった(ファンの有村架純に高橋海人との熱愛報道)
いやもう、キンプリを応援したいと思います。
――登場曲をキンプリに
思いましたね、ちょっと(笑い)。でもそっとするのが一番だと思いますし、いろいろ考えます。
――次のターゲットは
まだ早すぎるんで、確定してからでお願いします。
――自主トレは
1人でこっちでやります。
――パートナーは
2名ぐらいはいたが、教えられる立場ではないので球団の施設でやるとお伝えしました。
――クリスマス、正月は
クリスマスは東京にラジオに行くだけです。正月は沖縄にいると思います。毎年、中学の同級生と年越しをしているので、たぶんいつものメンバーでいると思います。
――来季に向けて
リーグ4連覇と日本一を取り返したいという、最後に投げ勝ちたいと思います。
【ペン記者による囲み取材】
――金額は納得したか
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