【契約更改2023全文・巨人高梨雄平】「ずっとここに刀が」/1億2,000万円

プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と契約交渉を行い、サインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第39回は巨人高梨雄平投手(31)です。

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「契約更改2023」一覧

◆高梨雄平(たかなし・ゆうへい)1992年(平4)7月13日、埼玉県生まれ。川越東から早大へ進学し、3年春にリーグ史上3人目となる完全試合達成。卒業後はJX―ENEOSを経て、16年ドラフト9位で楽天入団。18年に球団初の70試合登板。20年7月、高田萌生とのトレードで巨人移籍。21年から3年連続で50試合以上登板した。通算377試合、11勝9敗、4セーブ、133ホールド、防御率2・53。175センチ、86キロ。左投げ左打ち。推定年俸1億1000万→1億2000万。

「吐き気がする感じ」

――サインは

サインしました。

――増減は

1000万円アップです。

――球団からは何を言われた

成績的には昨年(22年)が良かったので、今年に関しては成績というか、投げ続けているのを評価してもらいました。

――球団へ何か話はしたか

個人的には巨人に来て、野球をできているというだけで、結構人生が変わっている。僕からの要望はなくて、どっちかと言うと自主トレを誰とやるかという話だったり、僕の持っている技術というか、どうやって壊れずに投げているかという練習内容だったり、そういうのを下の子に還元していってくれると、チームとしてもすごく助かるといった話をさせてもらいました。

――収穫や反省は

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