【契約更改2023全文・オリックスT―岡田】「寂しさもちょっと」/3,600万円
プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と交渉し、来季の年俸にサインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第40回はオリックスT―岡田外野手(35)
プロ野球
◆T―岡田(てぃーおかだ)本名・岡田貴弘(おかだ・たかひろ)。1988年(昭63)2月9日、大阪府生まれ。履正社から05年高校生ドラフト1巡目でオリックス入団。10年に当時の指揮官である岡田監督(現阪神監督)の提案で、登録名をT―岡田に変更すると、同年本塁打王、ベストナイン。14年ゴールデングラブ賞。通算1359試合、4643打数1192安打、204本塁打、715打点、打率2割5分7厘。187センチ、100キロ。左投げ左打ち。
【テレビ局による会見】
――サインは
しました。
――金額は
まあ、はい、しっかり。
――減額制限は
制限は超えています。
――球団からは
「自主トレからケガをするな」と。それがなかったら勝負できるから、そこを気をつけてキャンプから元気な姿で頑張ってくれと言われました。
――話したことは
特にあれなんですけど、優勝旅行の件で選手も少なかったですし、もうちょっとみんな来れるような、行きたいと思えるような優勝旅行にしたかったです、と話はしました。
――シーズンを振り返って
振り返りたくないです。
――チームは3連覇
試合は2軍でも見ていましたし、雰囲気は良さそうに感じていた。まあ、その中にしっかり加わりたかったというか、早く加わりたい気持ちが強かったんですが、できなかった1年。3連覇してチームは成長してきている。しっかり、成長してチームの力になれるように頑張りたい。
――日本シリーズを含めてファンの歓声がすごかった
そこに関しては本当にファンのみなさんに感謝しかないですし、それを返すには結果を出すしかないんで、来年は感謝を込めて結果を出せるようにオフシーズンしっかりやっていきたいなと思います。
――安達がコーチ兼任。そんな話は
特にないですね(笑い)。
――若手に助言を求められることも多い
チームの力になるなら、僕がわかることであればどんどん伝えていけたらなと思いますし、そうやることで自分も勉強になることもある。そういう意味では聞かれれば、自分のわかる範囲であれば答えたいなと思います。
――自主トレは
舞洲でしっかりやりたいなと思います。
――24年の本塁打の目標の数は
特にそこは挙げていないですが、しっかりチームに力になれるように1年通してやれるようにしたい。
――オフの取り組みは
今、いろいろオフシーズンでガラッと変えようと思ってやっているんで。試行錯誤中です。
【ペン記者による囲み取材】
――優勝旅行に寂しさ
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