【岡本和真×牧秀悟】日本球界で双璧の右打ち強打者が語り合った【本塁打王×打点王】

巨人岡本和真内野手(27)とDeNA牧秀悟内野手(25)のセ界が誇る〝4番対談〟が実現しました。23年3月のWBCでも共闘し、同年シーズンでは岡本和は41本塁打で本塁打王、牧は103打点で自身初のタイトルとなる打点王を獲得。ともに本塁打以上に重要視する「二塁打」への熱いトークから、2人の距離感がうかがえるゆるゆるトークまで盛りだくさん。「オカマキ」トークのフルバージョンを余すことなくお楽しみください。

プロ野球

◆岡本和真(おかもと・かずま)1996年(平8)6月30日生まれ。奈良県五條市出身。智弁学園時代は3年春夏に甲子園出場し、高校73本塁打。14年ドラフト1位で巨人入団。15年9月5日のDeNA戦で、巨人の高卒ルーキーでは93年松井秀喜以来の本塁打。18年からレギュラーに定着し、20、21年に本塁打、打点の2冠。23年に本塁打王。プロ通算862試合で打率2割7分2厘、206本塁打、585打点。186センチ、100キロ。右投げ右打ち。23年12月に1億5000万円増の4億2000万円で契約更改。

◆牧秀悟(まき・しゅうご)1998年(平10)4月21日、長野県中野市生まれ。松本第一では甲子園出場なし。中大では3年春に首位打者、同秋にMVP。ベストナイン4度。20年ドラフト2位でDeNA入団。21年は8月25日阪神戦で新人史上初のサイクル安打。シーズンでは新人史上4人目の「打率3割、20本塁打」をクリア。昨季は打率2割9分3厘、29本塁打、103打点。プロ通算415試合で打率2割9分9厘、75本塁打、261打点。178センチ、93キロ。右投げ右打ち。23年12月にプロ4年目史上最高額となる2億3000万円で契約更改。

「変な感じでしたよね」

シーズン最終戦となる10月4日以来の対面。2人は仲良さそうにニヤけながら対面した。

岡本侍ジャパン、お疲れさま。優勝おめでとう !

ありがとうございます!

岡本は牧をいつも観察しているからこそ、昨年11月に行われた韓国とのアジアプロ野球チャンピオンシップ決勝で放ったホームランに、シーズン中との違いを感じていた。

岡本でもいつもと違う感じの…。ちょっと手を離してた。これはもう来年やばいんじゃないですか?

いやいや全然です。変な感じでしたよね。

――牧選手の侍の4番ぶりはどう見られてましたか

岡本変わらず良かったです。

いやもう、はい、うれしいです。

岡本楽しそうでしたね。同年代っていうのがあって。

めちゃくちゃ若かったので。秋(広)が…。(笑い)

――岡本選手、試合は見られていたんでしょうか?

岡本見てました。でも終盤はね、寝てた(笑い)。はじめの回は見てんねんけど、終盤は寝てた。

――牧選手のホームランは

岡本見ましたよ。

え、見たっすか?

岡本見た。動画で。風呂入ってたから。だからあの、やらかしたのは見てない。

すぅー(息を吸う)。よかったあ~。

慣れない一塁守備でバント処理をミスし、失点につながった3回のシーンを暗にイジった。話はシーズン中へと移る。

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