ノーノー目前から地獄に転落…オリックス椋木蓮が語る再起への思い/連載〈48〉
オリックス椋木蓮投手(24)がトミー・ジョン手術から復活の時を迎えようとしています。21年ドラフト1位右腕は1年目にプロ2戦目でノーヒットノーランまであと1球の快投。先発ローテーションを背負っていくと思われました。ところが9月に右肘を痛めてメスを入れ、育成契約に転落。今キャンプで本格的に実戦復帰しました。天国から地獄を味わった最速154キロの豪腕に、再起への思いなどを聞きました。
プロ野球
「ホープに聞く」連載一覧
日本ハム清宮幸太郎選手から始まった連載「ホープに聞く」。2026年のWBC候補を念頭に、これからの飛躍が期待される野球人に、一問一答形式のインタビューを行っています。今後も公開していく予定。どうぞよろしくお願いいたします。
◆椋木蓮(むくのき・れん)2000年(平12)1月22日、山口県生まれ。高川学園2年夏に甲子園出場も1回戦で履正社に敗退。東北福祉大を経て21年ドラフト1位でオリックス入り。1年目の22年7月7日西武戦で6回2安打無失点でプロ初勝利。同20日日本ハム戦では9回2死まで無安打無失点の快投。しかし9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、10月に育成契約を結び、背番号15から127に変更。昨年10月のフェニックスリーグで実戦復帰。今季推定年俸は1400万円。179センチ、86キロ。右投げ右打ち。
――実戦本格復帰となった2月18日紅白戦で1回無失点
コントロールは全然でしたけど、フェニックスの時と比べて球の質や、指のかかりであったり、また全球種を試せたのも良かったです。
――昨年10月のフェニックスリーグで慣らし運転の2試合登板。当時に比べて右肘の不安は
真っすぐを投げる時はないです。変化球はちょっとありました。変化球で(肘が)飛んじゃったんで。
――何を投げた時に
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