【全文公開】選抜選考委員会〈7〉九州「決勝までの4試合すべて2桁安打を放ち」
第96回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園球場)の選考委員会が1月26日、大阪市内で行われ、出場32校が決定しました。21世紀枠9校を含む計134校の推薦校の中から、選出された理由とは? 選考委員会の説明や質疑応答など全文を掲載します。第7回は熊本国府、明豊(大分)、神村学園(鹿児島)、東海大福岡の4校選出となった九州地区です。(敬称略)
高校野球
センバツ出場が決まり、歓喜する熊本国府の選手たち=2024年1月26日
選考委員会委員(順不同)
〈顧問〉松木健、亀井正明〈選考委員〉宝馨、北村雅敏、辻中祐子、山本秀明、山口圭一、赤井淳二、井上直樹、坂本克己、尾形正己、宗像治、川口啓太、小林善一、高多倫正、戸部良一、佐藤茂、中川尚之、鬼嶋一司、百崎敏克、藤田健史、藤田明彦、小倉全由、前田正治、関野弘、長谷川次郎、大矢正成、谷田部和彦、大津裕也、中迫俊明、新田泰三、田原完行、緒賀克郎、山崎浩、広岡資生、川原崎哲也、正木陽、栗原豊樹、野口敦弘、堅田外司昭、新納弘治、善波達也、大坪康巳、岡隆博、伊藤栄治、加藤徹、染矢美抄、内藤敦志
熊本国府は攻守のバランス◎
九州・推薦校
東海大福岡、飯塚(福岡)有田工、唐津商、神埼(佐賀)長崎日大、海星(長崎)熊本国府、九州学院(熊本)明豊、大分舞鶴(大分)延岡学園、日南学園(宮崎)神村学園、れいめい(鹿児島)興南、沖縄尚学、宜野座(沖縄)
宝馨 九州地区は4枠ございます。
選出致しましたのは熊本国府高校、明豊高校、神村学園高等部、東海大学付属福岡高校でございます。
選考経過についてご報告致します。
1校目の熊本国府高校は九州大会では一戦一戦投打に力をつけて優勝致しました。
決勝までの4試合すべて2桁安打を放ち、チーム打率3割1分9厘、失策3。攻守のバランスも取れています。
エース右腕の坂井投手と左腕の植田投手の2人で決勝まで投げ抜きました。
坂井投手は3試合に先発し、コンパクトなフォームから外角スライダーと内角直球を丁寧に低めに投げ分け、明豊との決勝戦では1失点完投致しました。
植田投手は3試合に登板。特に準決勝・神村学園戦に先発し、1失点に抑えた見事な完投勝利が光り、これを支えた内野手の守備力も安定しています。
攻撃力は4番中嶋選手が打率5割、5番岡本選手が打率4割2分9厘と勝負強い2人の打撃に加えて、4試合で四死球21と選球眼の良さもよかったということであります。
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