【大谷翔平の庭】伝統のドジャースタジアムを深掘り お出かけ前にチェック!/連載2

日刊スポーツでは今季、ドジャース大谷翔平投手(29)を毎週火曜日「SHO―BLUE」と題して、追い続けます。ドジャーブルーの青きユニホームを身にまとう大谷選手の深淵(しんえん)なる世界を、様々な角度から潜っていきます。第2回は、大谷の新たな庭となる本拠地ドジャースタジアムを深掘り。1962年開場とメジャーで3番目に古い球場ですが、観客席は最も多い5万6000席。観客は平均4万7000人を超え、10年連続でメジャー30球団で最多を誇ります。ドジャー・ドッグ、オルガン演奏など名物も多数。トリビアを紹介します。

MLB

1.ドジャー・ビジョン

両翼スタンド後方にある大型ビジョンの名称。独特な六角形の形は、球場が開場した当時のスコアボードの形に倣っている。

横は最長 77.5フィート(約23.6メートル)、縦は最長38フィート(約11.6メートル)。メッセージを表示する権利が125ドル(約1万8800円)で購入でき、5回終了後に左翼大型ビジョンの下に設置されている横長の小型スクリーンに表示される(1試合最大25件)。

2.ゴンドラ

ロサンゼルスは車社会で、試合の前後、ドジャースタジアム周辺は大渋滞が慢性化。これを解消すべく計画されているのが、スキー場のような空中ゴンドラ。

26年に建設着工の見通しでダウンタウンのユニオン駅と球場の正面を約7分で結ぶ。1時間で最大5500人を運ぶ計画。28年ロス五輪での稼働を目指す。(写真はともにロサンゼルス市長の公式Xから)

3.ピーナッツ売り

ピーナツ販売員ロジャー・オーウェンズさんも、このスタジアムの名物の1人。離れた席に座っているお客さんに見事な投げ技でピーナツを投げ渡すことで知られ、背面投げやまた抜き投げなど曲芸並みの技も持ち「ピーナツマン」の愛称で親しまれる。

2年前から安全面が考慮されスタンドでのピーナツ投げはできなくなったが、ド軍愛からその後も販売員を続け、ファンの人気者となっている。

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