【日本ハム伏見寅威、山崎福也】火曜日は「さちとら」!お立ち台&囲み全文/連載12

「さちとらバッテリー」が、そろって夢のお立ち台へ―。日本ハム山崎福也投手(31)が4月16日のソフトバンク戦で7回1失点と好投し、本拠地エスコンフィールド初勝利を挙げました。バッテリーを組んだ伏見寅威捕手(33)は、7回に貴重な追加点となる左前適時打を放って援護。日本ハムでは初となる2人そろったヒーローインタビューからその後の囲み取材まで、「さちとらバッテリー」の言葉をすべてお届けします。

プロ野球

伏見寅威(ふしみ・とらい) 1990(平2)5月12日、北海道・千歳市生まれ。江別小3年から投手、遊撃手で野球を始め、江別一中時代に所属した札幌白石シニアで捕手転向。東海大四(現東海大札幌)では3年春に全道制覇も甲子園出場なし。東海大では1年春から首都大学リーグに出場し、2年春に4番で首位打者とMVPを獲得し、大学日本代表にも選出。12年ドラフト3位でオリックス入団。19年には左アキレス腱(けん)断裂の大けがを負ったが、翌20年に復帰。22年はオリックスの26年ぶり日本一に貢献した。22年11月に日本ハムにFA移籍。昨季までプロ通算507試合で打率2割3分1厘、19本塁打、110打点。182センチ、87キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億円。


◆山崎福也(やまさき・さちや)1992年(平4)9月9日生まれ、埼玉県出身。中学3年時に脳腫瘍の手術を北大病院で受け、生存率10%未満と言われながら回復。日大三3年春のセンバツで準優勝し、打者としては大会最多タイ13安打をマークした。明大では通算20勝。14年ドラフト1位でオリックス入団。23年はキャリアハイの11勝でリーグ3連覇に貢献し、シーズン終了後に国内FA権を行使して日本ハムへ移籍。昨季までプロ通算176試合に登板し、39勝45敗、防御率3・85。父は元巨人、日本ハム捕手の章弘氏。188センチ、95キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸は6000万円。

「組んだゲームは全部勝てるように」

■ヒーローインタビュー

――伏見選手に伺います。山崎投手をリードして、そしてご自身のバットでも山崎投手を救いました。今日のご自身の活躍、どう感じていますか

やりました~!

――(本拠地)開幕戦で果たせなかった「さちとらコンビ」での本拠地での勝利。今日、どのような気持ちで試合に臨んだんですか。

そうですね。熊本で福也が初勝利を挙げてくれたので、少し気持ちが楽に、今日の試合は臨めたかなっていう風には思います。

――今日の試合、その山崎投手のピッチング、伏見選手から見てどのように映りましたか

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