【西武若林楽人】開幕から16の0で再調整→4割超えで再昇格のワケ/連載〈52〉

大卒4年目で初の開幕スタメンの座をつかんだ西武若林楽人外野手(26)が、開幕から約1カ月が経過した今、ここまでの心境を語りました。ルーキー時代の21年には開幕1軍を勝ち取ると、約2カ月で20盗塁と驚異的な数字を記録。しかし、昨季までの3年間は左ひざなどのケガもあり苦労を味わいました。高いポテンシャルを誇り、走攻守で3拍子がそろった期待の若武者の現在地に迫りました。

プロ野球

◆若林楽人(わかばやし・がくと)1998年(平10)4月13日生まれ、北海道・白老町出身。5歳から野球を始める。小6で日本ハムファイターズジュニアに所属。駒大苫小牧2年春の全道大会は1番外野手で準優勝。駒大では1年春にリーグ戦デビュー。家族は両親と兄2人、妹2人。177センチ、75キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は1220万円。父は僧侶で、名前の「楽人」は雅楽を演奏する者を指す言葉が由来。

「本当に内容が良くて」

――21日に1軍再昇格。心境は

頑張ります、それしかないです。いろいろチームの状況はありますけど、でもやれることをしっかりやろうかなという感じです。

――20日のイースタン・リーグ楽天戦でサヨナラの1発を含む3安打、アピールはできていた

本当に自信を持って、1軍に上がれる状況をちゃんとつくろうと思っていたので、(2軍に)落ちてから毎試合ヒットも出てましたし、基礎を固めてくることができたかなとは思います。

――2軍で打率4割1分9厘(21日現在)。この数字は

本当に内容が良くて、基本を固めた中で、そういう結果に結び付いてくれていたので。まあ、ある程度自信にはなる感じでできたかなと思います。

――今季はプロ4年目で初の開幕スタメンをつかんだ

(開幕スタメンを)取れたっすけど、戻りたいっすね開幕に。

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