【ソフトバンク松本裕樹】恩師が語るルーツ 入学すぐの作文と、大谷翔平に浴びた1発

ソフトバンク松本裕樹投手(28)のルーツをたどります。今季チーム開幕35試合時点で、半分以上の18試合に登板して失点は1度だけ。両リーグトップの16ホールドで、防御率は驚異の0・52を誇ります。4年ぶりのリーグ優勝と日本一を目指すチームで、勝ちパターンの一角を担う右腕の原点とは―。盛岡大付(岩手)の恩師、関口清治監督(46)は、松本裕が入学時に記したある作文の存在、あの二刀流を目標とした育成方法を明かしました。

プロ野球

◆松本裕樹(まつもと・ゆうき)1996年(平8)4月14日、横浜市生まれ。小1で野球を始める。小2で横浜スタジアムでのスピードガンコンテストに参加し、小6で横浜市の少年野球大会で優勝。中学時代は瀬谷ボーイズに所属。盛岡大付では1年春からベンチ入りし、春夏合わせて3度甲子園出場。高校通算54本塁打と打者でも活躍した。14年ドラフト1位でソフトバンクに入団。昨季は53試合登板で2勝2敗、チーム最多の25ホールド。182センチ、87キロ。右投げ左打ち。


◆関口清治(せきぐち・せいじ)1977年(昭52)5月23日、岩手県一戸町生まれ。盛岡大付では3年時の95年夏に5番捕手で同校初の甲子園出場を果たした。東北福祉大を経て00年4月に盛岡大付のコーチに就任し、08年9月から監督。13年センバツで松本裕の力投もあって春夏通じて同校初の甲子園勝利。そこから出場7大会連続で初戦を突破中。最高成績は17年春夏8強。公民科教諭。

過去にいなかったプロ志望

関口監督は松本裕が原稿用紙1枚半に書いた内容を、今でも鮮明に覚えている。

「はっきり『高卒でプロ野球選手になる』って書いてきましたね。最終的にはドラフト1位指名を受けた。本人の頑張りの成果ですし、有言実行でしたね」

新入生に対し、関口監督は作文を提出させる。テーマは自由。抱負、決意表明などさまざま。12年前。松本裕は「高校を卒業してからプロに入れるように…」。確かにそう記していた。「過去にもいなかったと思います。入学時の段階で『プロ』って言える子はいない」。現在、監督歴16年目となる自分にとって初めてのことだった。

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