【日本ハム五十幡亮汰】サニブラに勝った男の超走塁論 スパイクが足を作る/連載27
球界屈指の韋駄天(いだてん)、日本ハム五十幡亮汰外野手(25)に今季ここまでの手応え、驚異の神足を支えるスパイクのこだわりなどを聞きました。4年目は開幕から代走をメーンにスタメンでも徐々に出場機会を増やしてチームの勝利に貢献中。スピードスターならではの走り方の思考にも迫ります。
プロ野球
◆五十幡亮汰(いそばた・りょうた) 1998年(平10)11月27日、埼玉県生まれ。中学では「東京神宮リトルシニア」に所属。陸上短距離でも活躍し、中3の全国大会では男子100メートルの元日本記録保持者サニブラウンを抑えて100メートル、200メートルの2冠。佐野日大―中大を経て20年ドラフト2位で日本ハム入団。23年まで通算103試合、打率2割3分、1本塁打、12打点、34盗塁(24年4月24日現在)。171キロ、65キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸1500万円。
――シーズン序盤の手応え
手応えとしては、まだまだやっぱ満足はできてないですし、もっと頑張んないとって感じです。
――4月12日オリックス戦(京セラドーム大阪)では今季初安打がチームの勝利につながった
まずはワンヒット出たので気持ち的には少しだけ楽になりましたし、それがチームの勝利につながったっていうところは余計にうれしかったというか。やっぱ自分の持ち味は少しは生かせたのかなって思っています。
――中前打で出塁後に今季初盗塁から好機が広がった。二盗するタイミングをずっと伺っていた
いや、あそこはエンドランのサインだったので。(打者が)空振りしてもなんとかセーフになるようにと心がけていました。そこでも1盗塁できたのは、やっぱ「ここからだ」という思いと、少し気持ちが楽になったという思いと2つありますかね。
――その二盗の際には顔に送球が当たった?
いや(当たったのは)ボールではなくグラブだったので大丈夫でした。
――開幕から対戦が一巡した5カード目での今季初盗塁となった
そうですね、そんなに焦るってわけでもないですけど、やっぱ早く初盗塁ができればなっていったところはあったんで。よかったですね、そこは。
――チームがサヨナラ勝利した4月5日西武戦(エスコンフィールド)は延長12回に代走で出場して試合を決めるホームを踏んだ。試合後に加藤豪が「イソ(五十幡)が出ると野球が変わる」と言っていた。
自分はやれることをやるだけですけど、やっぱ相手にもプレッシャーがかかるのはもちろん分かりますし。自分がランナーで出た時の得点率が高いのは、自分でも分かっているので。そういったところでプレッシャーをかけられたらなって思っていますし。
そういう役割っていうか、良くなる時もあれば、やっぱり自分の1つの走塁ミスとかで…(試合の流れを左右するギャップが)激しいと思うんで。チームの雰囲気が良くなる、悪くなるっていったところは大きいと思うんで、その辺はすごくやりがいはありますけど、すごく難しいとこではあるんで、そこは本当にしっかり、怠らずに準備しています。
――具体的に、どういう準備を
本文残り72% (3276文字/4537文字)
