【ドラ1の今・ソフト鍬原拓也】伝統の重圧、誹謗中傷、戦力外…一番下から目指す場所

このままでは終われない―。ソフトバンク鍬原拓也投手(28)が日刊スポーツのインタビューに応じた。17年ドラフト1位で巨人に入団。当時はとてつもない重圧、活躍できなければSNS上には誹謗(ひぼう)中傷まで…。巨人軍のドラ1としての苦悩を赤裸々に明かした。昨オフに3度目の戦力外通告を受けた右腕。背番号3桁から新天地での再出発を誓い、支配下選手登録復帰へのビジョンにも迫った。

プロ野球

◆鍬原拓也(くわはら・たくや)1996年(平8)3月26日生まれ、奈良県出身。北陸―中大を経て17年ドラフト1位で巨人入団。18年6月14日のソフトバンク戦に先発しプロ初勝利。20年に右腕の肘頭骨折で手術を受け育成契約に。21年支配下再昇格も、オフに再び育成に降格。22年3月に支配下に戻り、自己最多の49試合に登板。3勝2敗13ホールド、防御率5・16の成績を残した。翌23年オフに戦力外通告を受け、ソフトバンクと育成契約。背番号は174。身長175センチ、体重84キロ。右投げ右打ち。

怖かった…光と影

7年前―。

プロ入り直後の鍬原は一躍脚光を浴びる存在だった。

「グラウンドに出れば何かしら記事になる。1年間は何をしていなくても記事になっていた」

17年ドラフト1位で中大から念願のプロ入りを果たした。

仮契約を終えた巨人ドラフト1位の中大・鍬原拓也は東京ドームを背に投球フォームを披露する=2017年11月15日

仮契約を終えた巨人ドラフト1位の中大・鍬原拓也は東京ドームを背に投球フォームを披露する=2017年11月15日

肩書は「巨人のドラ1右腕」。

連日、マスコミに追われる日々。

「例えばブルペンで練習しただけでも」

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