【阪神植田海】虎のミッション・インポッシブル…本塁生還の凄腕テク/連載57
歓喜のホームインにプロの技術あり。6月21日のDeNA戦(甲子園)で二塁からサヨナラ生還を果たした植田海内野手(28)の走塁に焦点を当てます。殊勲の右前打を放った小幡竜平内野手(23)も「難しいと思った」という微妙なタイミング。ぎりぎりの判断の根拠と、成功を導いたスキルを掘り下げました。
プロ野球
スペシャリストに与えた、ある作戦
0―0の9回裏2死一、二塁。
小幡の鋭いライナー性の打球が一塁手の脇を抜け、右前に弾んだ。
前進守備だったDeNA度会が全力でチャージして処理。
その時、二塁走者の植田は三塁ベースをすでに蹴っていた。
三塁コーチスボックスの藤本コーチは、抜けた瞬間からぐるぐると腕を回した。
かなり厳しいタイミングだったが、本塁返球がわずかに一塁側にそれ、ショートバウンドとなり、捕手のミットからこぼれた。
代走で出ていた植田は、後方からバッテリー間の18・44メートルに集中していた。
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